ボールゲームでは、「ボールをしっかり見る」ことが基本であるが、ボールだけ見てプレーをすればいいというわけではなく「同時に周りをよく見ろ」とも言われる。ボールを見ながら周りを見るというのは意外と難しい。ただ一流の選手は、ボールの位置、スピード、方向などは中心視しつつ、同時に周辺に気を配り、周辺視で素早く情報を得ている。これが反応の速さにつながっている。



視線とまったく違った方向にパスをだすバスケットボールや真横・真後ろまでパスや素早い攻撃が必要なバレーボールのセッターのプレーにはよくあそこまで見えているものと感心させられる。

人間の視野の広さはご存知だろうか。

「水平方向」

・耳側 100度
・鼻側 60度

「垂直方向」

・上側 60度
・下側 70度

 



 

人間の視野は、左右それぞれ約100度くらいありますが、物の形や色なハッキりと確認できるのは、焦点を当てた注視点からほんの1~2度程度の囲にすぎません。この範囲を「中心視」といいますが、この中心視で対人やボールをしっかり見ています。(ピント・距離感しっかり見えてます。)

また、中心視のまわりでほぼ明瞭に認識できる範囲を「有効視野」といいすが、この範囲も約4~20度の範囲に限られています。それ以外の範囲は「周辺視」と呼ばれており、ここでは物の形や色などは明瞭には認識できません。

このように、私たちの視野ははっきりと認識できる範囲は非常に狭いといことを認識しておかなければなりません。また、この周辺視野では、動くもについては認識しやすいのですが、動かないものについては認識しづらいいう特性があります。この周辺視がしっかり機能しているかどうかでコンマ数秒の動きがまったくかわってきます。

ボール競技・視野系競技・格闘技 ほぼどの競技においてもレベル向上には周辺視野強化のトレーニングが重要になります。