こんにちは!

昨日ご相談に来店した小4女児の視機能問題です。非常に重要であると同時にこのようなケースで見過ごされている子供が恐らく多いので事例として記事を書いてみました。

事例1

小4女児で母親と目についてのご相談に来店しました。内容を伺うと「集中力が続かず読書で行を読み飛ばす。ノートを真っ直ぐに書けない」などの症状があるようでした。

恐らく今子供の間で多い眼球運動の問題であるだろうと予測し早速確認してみました。

ペン先を使った「跳躍性眼球運動・追従性眼球運動・輻輳運動・調節」チェツクした結果です。

■眼球運動(簡易・目視チェック)

・跳躍性眼球運動・・・左右、上下、斜めの動きやや頭が動くが大きな眼球運動に問題なし

・追従性眼球運動・・・左右、上下、斜めの動きやや頭が動くが大きな眼球運動に問題なし

・輻輳運動(より目)・・・眼前15cm位で複視を自覚(ペン先ダブリを自覚)

・調節近点(焦点合わせ)・・・簡易的定規数字使用 右12cm 左40cm

ここで調節近点で右眼と左眼の数値が大きく違うことで調節関連の問題か大きな遠視の可能性を確認できました。

ここから本格的な視機能検査を機械を使い計測しました。

ーーーーーーー両眼視機能検査ーーーーーーーー



■両眼視機能検査

・視力検査、右1.2 左0.7 両目1.2

・検査度数 右 +0.50(1.2) 左 +3.75(1.0)

・両眼視検査 遠ウォース4灯 (4→5灯)

度数計測すると右眼が軽度遠視で左はやや強い遠視がありました。この状態だと常に右眼でしか物を見なくなり左眼が弱視や斜視に移行してしまう可能性がありました。

もう少し早い段階で発見できればよかったのですが現状では左眼は矯正することで視力が上がるので弱視によるものや弱視に移行はしていませんでした。

しかし問題がありました。遠方視では両眼で一応物を見ますが近方視で両眼視ができにくくなっているという点でした。

両眼立体視(ステレオバタフライテスト)両眼視していれば「蝶」が浮かび上がるのですが蝶が浮かんで見えませんでした。(矯正眼鏡装着)時間をかけてチェックしましたが立体視はできませんでした。しかし輻輳近点の複視の自覚とブロックストリングではビーズが二つ見えたりヒモがクロスする自覚があるので、しっかりと合わせた眼鏡矯正と自宅で行なうビジョントレーニングを指導しました。



 

このような事例は、まず根本的な左眼の遠視矯正をした眼鏡を最優先で掛けてもらい見る機能を正常にしてからのトレーニング対応に移行するのがよいです。



きっちりと合った眼鏡を装用することで両目の調節(ピント調整)するバランスが左右一定となり両目で物を見る機能が回復します。このケースこのまま気づかず放置していたならば弱視や斜視に移行していた可能性がある案件だと思います。

学校での簡単な視力検査ではなかなか発見できないのです。

子供さんの日ごろの眼の使い方やあれっと思うことがあれば当店推奨の両眼視機能検査をうけてみてください。

きっとお悩みが解決できるかもしれません。